XMは、最大1000倍のレバレッジの利用ができ、公平な為替レート提示方式であるNDD方式を採用しているなどで、日本人に最も利用されている海外FX業者です。
多くのトレーダーがXMで利益を出していますが、この記事を読んでいる方の多くは「XMって両建てできるの?」と思っているのではないでしょうか?
そこで今回はXMの両建てについて詳しく説明をします。
結論、XMはルールを守れば両建てが可能です。わかりやすく説明をしますので、参考にしてください。
そもそも両建てとは
両建てとは、「同じ取引量で同じ通貨ペアの買いと売りのポジションを同時に持つこと」をいいます。
例えば米ドル円で両建てをしたとしましょう。
買いのポジションで10000円の利益が出た場合、売りのポジションでは10000円の損失が出ることになります。(スプレッドは考慮していません)
どちらか一方のポジションを外さない限り利益も損失も出ないのが両建てになります。
ではなぜこの両建てがよく使われる手法なのでしょうか?両建てのメリットを後ほど紹介します。
XMの両建ては同一口座内のみ可能
海外FXの両建ての主な種類は3つです。
- 同一口座内での両建て
- 複数口座間での両建て
- 他業者との両建て
海外FXの両建ては主に3つありますが、XMで認められているのは「同一口座内での両建て」のみになります。
複数口座間や他業者との両建てをすると、規約違反になり、口座が凍結される可能性が高いので注意してください。
XMで両建てを行うメリット
XMで両建てを行うメリットはたくさんありますが、主なメリットは5つです。
- 証拠金が「0」になる
- ロスカットを回避できる
- トレンドを見極められる
- XMポイントが貯まる
- 長期トレード・短期トレードを同時にできる
XMで両建てを行うメリットについてわかりやすく説明をしますので、参考にしてください。
証拠金が「0」になる
XMで両建て行うと、「証拠金が0」になります。証拠金がFIXされることになるので、ロスカットに引っかかる心配がありません。
一旦様子を見たい時、両建ては非常に有効です。
ロスカットを回避できる
証拠金が「0」になるので、両建てを行うことによってロスカットを回避できます。
ロスカットになってしまうと大きな資金を失ってしまうので、ロスカットを回避できるのは両建ての大きなメリットになるでしょう。
トレンドを見極められる
両建てを行うことによって様子見ができるので、トレンドを見極められます。FXで勝つためにはトレンドを見極めるのは非常に重要です。トレンドを見極めるのに役に立つインジケーターについては、後ほど説明しますので、参考にしてください。
XMポイントが貯まる
XMはトレードをするたびにポイントが貯まりますが、XMポイントは両建てでも貯めることができます。
両建てでもXMポイントを貯めることができるのは、XMの両建てならではのメリットといえるのではないでしょうか。(ただし、両建ての場合は1トレードとみなされる)
長期トレード・短期トレードを同時にできる
両建てをうまく活用すれば、長期トレードと短期トレードを同時に行うことができます。
例えば、長期でのトレードは両建てを活用し、短期トレードに関しては両建てでなく、通常トレードを行うような形です。長期トレードと短期トレードを同時にできるのも両建てならではのメリットになるでしょう。
トレンドを見極めるのにおすすめのインジケーター
両建てはトレンドを見極めるために非常に有効な手法ですが、トレンドを見極めるためにはインジケーターを利用するのが良いです。初心者の方でも簡単に利用できるインジケーターは以下の通りです。
- 移動平均性
- トレンドライン
- 抵抗線・支持線
それぞれのポイントについてわかりやすく紹介をします。
移動平均線
移動平均線は、最も一般的に使用されるインジケーターの一つです。
移動平均線は、一定期間の価格の平均値を計算して、線で表したものです。
一般的に、過去の価格データを元に計算されるため、トレンドを分析するのに使用されます。
移動平均線にはいくつかの種類がありますが、代表的なものは3つです。
- 単純移動平均線(SMA):一定期間の価格の単純な平均値を計算して線で表したものです。例えば、20日SMAは、過去20日間の終値を合計し、その合計を20で割った値を表します。
- 指数平滑移動平均線(EMA):SMAよりも最近の価格に重みを置いた移動平均線です。EMAは、直近の価格データに大きな影響を受け、過去の価格データの影響は少ないのが特徴になります。
- 加重移動平均線(WMA):価格の変動が大きい場合、最近の価格に大きな重みを置くようにした移動平均線です。WMAは、EMAよりも最近の価格に重きを置きますが、過去の価格も少し影響を与えます。
移動平均線は、トレンドを分析するだけでなく、サポートやレジスタンスのラインとしても使用されます。
例えば、20日SMAが上昇している場合、トレンドは上昇していると見なされ、価格が20日SMAに近づくと買い注文が入りやすくなります。
逆に、20日SMAが下降している場合、トレンドは下降していると見なされ、価格が20日SMAに近づくと売り注文が入りやすくなります。
移動平均線を使った典型的な買いサイン、売りサインはゴールデンクロスとデッドクロスです。
これは短期と中期の2本の移動平均線を用いて、2本の位置関係をもとにトレンド転換を判定する分析になります。
基本的には期間の違う2本の移動平均線を一緒に見ることで、その重なりや離れる様子から値動きのトレンドを見つけるという考え方です。
短期線が長期線を下から上に抜けた時が買いサイン、短期線が長期線を上から下に下抜けた時が売りサインとなります。
中期線の向きも重要です。
長期線が上向く前のゴールデンクロスや長期線が下向く前のデッドクロスは一時的な値動きでトレンド転換にならないことが多いといわれるからです。
トレンドライン
FXで勝つためにはトレンドを知る必要があります。FX相場の主なトレンドは「上昇トレンド」「下降トレンド」 「レンジ相場」の3つがあります。
トレンドを正確に予測できればFXの勝率を高められます。FXでトレンドを見つけるコツは、「トレンドラインをうまく引くこと」です。
トレンドラインとは、相場の方向性を分析する際にチャート上へ引く線のことです。
ラインと聞くとFX初心者の方には難しいというイメージがあるかもしれませんが非常に重要なことになります。
上昇トレンドの時のラインの引き方は、安値を2つ以上見つけた時に、その安値を結ぶようにラインを引くことができます。
目立った安値の点を結んで伸ばすと、右肩上がりのトレンドラインを引くことができます。
下降トレンドラインは、上昇トレンドラインの引き方の真逆になります。
2つ以上の高値を結んで線を引くとできます。 目立った高値の点を結んで伸ばすと、右肩下がりのトレンドラインを引くことができます。
上昇トレンドラインも下降トレンドラインも2点よりも3点、3点よりも4点を結ぶラインの方が、より多くのトレーダーたちに意識され、強く機能するラインとなります。
トレンドラインを使ったトレードでおすすめなのが 「トレンドフォロー手法」です。
トレンドフォロー手法とは文字通り、相場についていく手法になります。
言い方を変えると順張りといいます。順張りの逆は、逆張りといいます。
逆張りとは相場の流れに逆らったエントリーをすることをいいます。日本人は逆張りが大好きです。
よく日経平均株価が下がった時に、「今は買いだ!」 という言葉を聞きませんか?相場が下落しているのにあえて買うのです。
しかし投資の鉄則からいうと、 逆張りよりも順張りのほうが勝率は高いです。
それは 「ダウ理論」 でも証明されています。ダウ理論とはチャールズ・ダウが100年以上も前に提唱した、市場での値動きを評価するための理論です。
テクニカル分析の元祖であり、今日の多くのトレード手法の基礎となっています。
このダウ理論で、 トレンドフォロー手法の正しさが証明されています。
抵抗線・支持線
抵抗線はレジスタンスライン、支持線は、サポートラインともいいます。
レジスタンスラインは相場が上昇するときに抵抗となる節目のことをいい、サポートラインは相場が下落するときに抑えとなる節目のことです。
レジスタンスラインを超えると、今度はそのレジスタンスラインがサポートラインになります。
逆にサポートラインを突き抜けて下落すると、そのサポートラインはレジスタンスラインになります。
XMで両建てを行うデメリット
XMで両建てを行う主なデメリットは4つです。
- 両建てをするタイミング・外すタイミングが難しい
- スプレッドが負担になる
- スワップポイントが2倍かかる
- 経済指標発表時の両建ては注意
それぞれのデメリットについてわかりやすく説明をしますので、参考にしてください。
両建てをするタイミング・外すタイミングが難しい
両建ては、様子見をするのに非常に便利な手法ですが、両建てをするタイミングや外すタイミングは非常に難しいです。
特に外すタイミングについては、うまく両建てを外すことができなければ大きな損失につながってしまうので、細心の注意が必要になります。
スプレッドが負担になる
両建ては、スプレッドが負担になります。スプレッドが一切かからないFX会社はなく、XMも例外ではありません。長く両建てを行えば行うほどスプレッドが負担になりますので、注意しましょう。
スワップポイントが2倍かかる
両建てをしている間、スワップポイントが発生するので、プラススワップポイントの方がマイナススワップポイントより大きければ良いですが、一般的にはマイナススワップポイントの方が大きいです。
スワップポイントが2倍かかるのは両建てを長く行えば行うほど負担になってしまいます。
経済指標発表時の両建ては注意
経済指標発表時に両建てを行うと、スプレッドが大きく広がるため、ロスカットになってしまう可能性があるので、注意しましょう。基本的には重要な経済指標発表時の両建ては避けた方が良いです。
XMで両建ての手法
こちらでは、主な両建ての手法について紹介をします。
- スワップポイント狙いの両建て
- 経済指標狙いの両建て
- ロスカット回避の両建て
それぞれの手法についてわかりやすく説明をします。
スワップポイント狙いの両建て
スワップポイント狙いの両建てについては、プラススワップポイントが大きければ良いでしょう。
ただし、なかなかプラスのスワップポイントが大きい通貨ペアは無いので注意が必要です。
経済指標狙いの両建て
経済指標発表時の両建ては基本的にはリスクが高いので避けた方が良いですが、ギャンブルトレードをしたい場合は有効です。
ロスカットにかかるリスクを承知の上で行えば、大きな利益になる可能性はあるので、試してみるのも良いかもしれません。
ロスカット回避の両建て
ロスカット回避の両建ては、両建ての最も一般的な手法です。マーケット動向を分析するための時間稼ぎができるので、王道の両建ての使い方といえるでしょう。
XMで複数口座間の両建て・他社との両建てを行うと「口座凍結」になる
XMでは、同一内の両建ては認められていますが、複数口座間の両建てや他社をまたがる両建てを行うと、口座凍結になってしまうので注意してください。
XMの禁止事項についてまとめておきましたので、こちらも参考にしていただければ幸いです。
- 複数口座や他の業者との両建てトレード
- 接続遅延を悪用したトレード
- 雇用統計やFOMCなど指標発表時のみに行うハイレバレッジトレード
- 窓開けのみを狙ったトレード
- 別人物を装いボーナスを不正に得る
- アービトラージ
XMの両建てでよくある質問
XMの両建てでよくある質問をまとめました。
XMではEAを使った両建てはできますか
XMではEA(自動売買ソフト)を使った両建ては可能です。ただし、多くのEAは両建てを避ける傾向にありますので、注意してください。EAを自作で作ってみるのも良いでしょう。
禁止の両建てはバレますか
禁止されている両建ては必ずバレます。理由は定かではありませんが、海外FX業者同士で情報を共有している可能性も否めません。絶対にやめましょう。
仮想通貨などCFDでも両建てはできますか
仮想通貨などのCFDでも問題なく、XMでは両建てができます。
なぜ他社間の両建てがバレるのですか
こちらは推測に過ぎませんが、海外FX業者同士で情報を交換している可能性やMT4、MT5などのプラットフォームが同じ場合、そちらでバレる可能性がいわれています。
口座凍結されるとどうなりますか?
口座凍結されてしまうと復活はできません。新たに登録し直すしか方法はありませんので、注意してください。悪質な場合は、再登録もできない可能性が高いです。
まとめ:XMは同一口座内の両建ては認めている
今回はXMの両建てについて説明をしました。XMは同一口座内での両建てを認めています。
ただし、複数口座間の両建てや他社間との両建ては認めていませんので、注意してください。
今回の記事がXMの両建ての知識を深めるきっかけになれば幸いです。
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