【初心者必見】海外FXの業者の選びや注意点、国内FXとの違いを徹底解説

【初心者必見】海外FXの業者の選びや注意点、国内FXとの違いを徹底解説 海外FX業者

海外FX初心者の方でこのような悩みや不安を持っている方はいませんか?

「海外FX初心者が知っておくべき内容は?」

「海外FX初心者が注意すべき点は?」

「FX初心者でも始められる?」

本記事では、FX初心者に向けて海外FXの概要や国内FXとの違い、始め方、注意点などについて詳しく解説します。

そもそも海外FXとは?

ここでは、初心者が知っておきたい海外FXの基本的な知識について解説します。

海外FXとは?

海外FXとは、海外に拠点をおく事業者を通じて行うFX取引(外国為替証拠金取引)のことです。

詳しくは後述しますが、国内FXと海外FXには大きな違いがあるため、日本人トレーダーにも海外FXは人気が高くなっています。

海外FXは違法?

海外FXは日本国内においても違法ではありません。

日本国内においてFX業者は金融庁に登録・申請をする必要があるため、日本人が利用している海外FXについては金融庁が警告を行っていますが、そもそも日本に拠点が存在しないため、海外FX業者が日本で違法になることはないのです。(参照:金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について(HTML版)」

また、海外FX利用者については、以下のように許容されているため違法性はまったくありません。

”外国証券業者は、日本国内における有価証券関連業の本拠として設ける主たる営業所又は事務所について登録を受けない限り、国内にある者を相手方として金商法第28条第8項各号に掲げる行為(以下「有価証券関連業に係る行為」という。)を行うことはできない。

他方、国内に拠点を有しない無登録の外国証券業者であっても、有価証券関連業に係る行為についての勧誘をすることなく、あるいは金融商品取引業者(第一種金融商品取引業に限る。)による代理又は媒介により、国内にある者の注文を受けて外国からその者を相手方として有価証券関連業に係る行為を行うことについては許容されている。”(引用:金融庁:X. 監督上の評価項目と諸手続(外国証券業者等)」

海外FXと国内FXの違いと初心者向け用語解説

海外FXと国内FXの主な違いは以下の通りです。

  • 金融ライセンス
  • 最大レバレッジ
  • 注文方式
  • 取引プラットフォーム
  • ボーナスキャンペーン
  • スプレッド
  • 自動売買ツールの利用
  • ロスカット水準
  • 追証の有無
  • 税金

それぞれの違いについて、以下で詳しく解説します。

海外FXと国内FXの違い①:金融ライセンス

FX業者は金融業を行うにあたっての信頼性や投資家の保護などを目的として各国が発行するライセンスのことを指し、XMTradingを含む海外FXにおいては安全性を示すために金融ライセンスを取得します。

海外FXは、キプロス証券取引委員会(CySEC)や英国金融行動監視機構(FCA)、モーリシャス金融サービス委員会(FSC)など、業者によって異なる海外の金融ライセンスを取得していますが、国内FXは金融庁が発行する金融ライセンスのみを取得しています。

海外FX業者が金融庁の金融ライセンスを取得しない理由としては、日本の金融ライセンスのFXに対する規制が厳しいからだと考えられます。

海外FXと国内FXの違い②:最大レバレッジ

FXにおけるレバレッジとは、”てこの作用”から作られた言葉で、実際に預けた証拠金以上の資金に相当する取引をすることを指します。

たとえば、10,000円の資金でトレードする場合、通常であれば10,000円分のトレードしかできませんが、FXであれば20倍のレバレッジを効かせれば200,000円分のポジションを建てることができるのです。

レバレッジは少ない証拠金でも大きなポジションを建てることができるという大きなメリットがありますが、一瞬で資金が0になってしまうリスクもあるため、初心者のトレーダーが大きくレバレッジを効かせてトレードすることは推奨されていませんが、慣れてくると大きく稼ぐチャンスになることも珍しくありません。

海外FXでは最大レバレッジは業者によって異なり無制限で行っている業者もありますが、国内FXは金融庁の規制によって最大25倍までのレバレッジまでしか行うことができません。

海外FXと国内FXの違い③:注文方式

海外FXの注文方式は、顧客注文をインターバンク市場へ直接流して取引する「No Dealing Desk(ノー・ディーリング・デスク)」、国内FXの注文方式は、顧客とインターバンク市場の間にFX業者が入って取引をする「Dealing Desk(ディーリング・デスク)」です。

どちらの注文方式にもメリット・デメリットがありますが、決済スピードが早く取引の透明性が高い「NDD方式」が海外FXでは主流となっています。

海外FXと国内FXの違い④:取引プラットフォーム

FXでトレードするためには市場にアクセスするための取引プラットフォームに接続する必要があります。

国内FX業者の多くは業者が独自に開発した取引プラットフォームを利用していますが、海外FX業者はMT4・MT5・cTraderといった取引プラットフォームが使用されていることが多いです。

なかでもMT5は国内外のトレーダーに人気の定番プラットフォームとなっています。

国内X業者でもOANDA証券やアヴァトレード・ジャパンはMT5にも対応していますが、海外FX業者のほうが圧倒的に対応している業者が多いため、充実した情報を得られる取引プラットフォームを利用したい場合は海外FXの利用がおすすめです。

海外FXと国内FXの違い⑤:ボーナスキャンペーン

FXではボーナスキャンペーンが実施されていることが多いです。

国内FXは未入金ではボーナスを付与できないため入金に対してキャッシュバックが行われるのに対し、海外FXでは未入金であってもボーナスを付与することができるため、口座開設ボーナスなどが提供されており、国内FXに比べてボーナス内容が充実しています。

海外FXと国内FXの違い⑥:スプレッド

FXでは、通貨ペアを売るときと買うときの価格が異なりますが、このときに生じる価格の差をスプレッドといいます。

国内FXは、売り値や買い値が変動する場合においてもスプレッドが常に一定を保たれる「固定スプレッド」、海外FXは、レートの変動によってスプレッドが広がったり縮まったりする「変動制スプレッド」が採用されています。

海外FXを利用する場合、固定スプレッド制だとデメリットが大きくなる可能性があるため、基本的には変動スプレッド制を採用している海外FXを選ぶことが無難です。

海外FXと国内FXの違い⑦:自動売買ツールの利用

FXでは自動売買ツール(EA)というシステムがあり、これを使うことで24時間、機械的に取引することができますし、FXに関する専門的な知識も不要であることから初心者にも活用されることが多いです。

自動売買ツールを利用すること=稼げるというものではありませんが、積極的に活用することがトレードの幅を広げることは間違いありません。

国内FXでも国外FXでも自動売買ツールを使用できますが、海外FXのほうが自動売買ツールの種類が多いです。

ただし、以下のように会員制の有料自動売買ツールは法律違反している可能性が高いため、利用しないようにしましょう。

株取引や外国為替証拠金取引(FX)等を自動で行うソフトウェアについて、会員制で販売又はレンタルする行為は、一般的には金融商品取引法上の投資助言・代理業に該当すると考えられます。

また、このようなソフトウェアを利用する会員が、新たな会員に対して当該のソフトウェアの利用を勧誘する行為も投資助言・代理業に該当すると考えられます。”(引用:財務局:「自動売買ソフトの販売・レンタル業者にご注意!!」

海外FXと国内FXの違い⑧:ロスカット水準

ロスカット水準とは、FXトレードにおける損失を防ぐために自動で保有しているポジションを決済する機能のことを指します。

ロスカットが発生すると借金になることもあるため、国内FXではロスカット水準が高めに設定されることが多いですが、海外FXはゼロカットが採用されていることが多いため、ロスカット水準が低めに設定されています。

ゼロカットとは、証拠金維持率が0%になった時点で行われるシステムのことで、投資家が口座残高以上の損失を出した場合、口座残高を超える損失部分を海外FX側が負担する制度のことです。

つまり、海外FXでは口座資金以上にマイナスを負うリスクはありません。

海外FXと国内FXの違い⑨:追証の有無

追証(追加証拠金)とは、FX業者の定める有効証拠金よりもマイナスになったときに発生する請求のことを指します。

FXトレードにおいての含み損やロスカットなどによって有効証拠金が不足してしまうと新規注文が強制的に取り消されてしまったり、新規注文ができなくなってしまうというリスクがあります。

国内FXでは有効証拠金が50%もしくは100%を下回ると追証が必要になりますが、海外FXはゼロカットがあるため追証が発生しません。

海外FXと国内FXの違い⑩:税金

国内FXの税率は「申告分離課税」となるため、一律で20.315%(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%(15%×2.1%))ですが、海外FXは「累進課税」となるため、最大55%の税率となります。

海外FXと国内FXの違い一覧表

ここでは、上記で紹介した海外FXと国内FXの違いについて一覧表でまとめます。

 海外FX国内FX
金融ライセンス業者による日本の金融庁
最大レバレッジ〜無制限最大25倍
注文方式NDDDD
取引プラットフォームMT4・MT5・cTraderなど主に独自プラットフォーム
ボーナスキャンペーン口座開設ボーナス キャッシュバックボーナス 初回入金ボーナスキャッシュバックボーナス
スプレッド主に変動スプレッド制主に固定スプレッド制
自動売買ツールの利用利用可利用できる場合もある
ロスカット水準0〜20%ほど50%・100%
追証の有無ありなし
税金15%〜55%20.315%

初心者の海外FXの始め方

海外FXを始める基本的な方法・流れは以下の通りです。

STEP①:海外FX業者を選ぶ

STEP②:口座開設をする

STEP③:本人確認をする

STEP④:取引ツールをダウンロードする

STEP⑤:海外FX口座に入金する

STEP⑥:トレードを開始する

海外FX初心者でトレードに不安がある場合は、デモトレードなどを活用しましょう。

初心者が海外FXを始めるときの注意点

初心者が海外FXを始めるときの注意点は以下の通りです。

  • 信頼できる海外FX業者を選ぶ
  • トレードできる環境を整える
  • 口座開設時に必要な情報をまとめておく

それぞれの注意点について、以下で詳しく解説します。

1.信頼できる海外FX業者を選ぶ

海外FX業者の中には詐欺業者が紛れているリスクがあるため、すでに日本人トレーダーが多く利用しており、口コミ評判の悪くない業者を選ぶことが大切です。

出金拒否などのトラブルが報告されている海外FX業者は利用しないようにしましょう。

2.トレードできる環境を整える

FXトレードはスマホだけでも行うことができますが、情報収集や分析、スムーズなトレードを考えるとパソコンでのトレードがおすすめです。

また、本格的にFXトレードを行う場合はモニターをデュアルディスクにしたり、タブレットなどを活用して複数画面での作業もおすすめです。

3.口座開設時に必要な情報をまとめておく

海外FXの口座開設するとき、本人確認書類や住所確認書類が必要になります。

これらの書類は、免許証や保険証の有効期間内であっても発行から3ヶ月以内といったように定められていることも多いため、海外FX業者が定める条件に満たした書類を用意しましょう。

また、マネーロンダリング防止の観点から、すべての書類の情報と口座情報が一致していることが欠かせませんので、引っ越しや名義変更などがあった方はすべて一致していることを確認しましょう。

まとめ

本記事では、FX初心者に向けて海外FXの概要や国内FXとの違い、始め方、注意点などについて詳しく解説しました。

海外FXは国内FXに比べて自由度の高い取引をすることができますし、ボーナスキャンペーンが充実しているため、FX初心者の方にもおすすめです。

ぜひ本記事を参考にして、海外FXについてチェックしてみてください。

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